草アルセウス入り禁伝幻統一パーティー(ダブル)
先日はゴーストアルセウスを使ったパーティーを紹介しましたが、今回は草アルセウスを使ったパーティーです。
草アルセウスはアルセウスのタイプ格付けなどでも下から数えた方が早い位置づけによくいるタイプです。
実際草タイプにする利点より欠点の方が多く、よっぽどの物好きでもなければ使うことがないポケモンです。
今回はあえてそんなアルセウスを使い100連勝を目指してみました。
マッチングがよかったのかあっさり100連勝できて止めたので一度も負けることなく100勝0敗で終わりました。
それではパーティーの詳細です。
パーティー紹介
アルセウス@みどりのプレート 控えめ
技構成:裁き/ソラビ/放射/瞑想
努力値:220-0-28-180-36-44
実数値:223-x-144-179-145-146
H→8n-1
C→瞑想1積み(積みなし晴れ状態)でH252メガクチートを放射で確1
S→最速80族抜き
BD→B<Dになるように調整
ギラティナ@白金玉 意地っ張り
技構成:シャイブ/ドラクロ/追い風/鬼火
努力値:108-236-68-0-84-12
実数値:239-187-129-x-131-112
HD→臆病ゼルネアスのムンフォ耐え
A→11n
S→4振り90族抜き
B→余り
技構成:潮吹き/雷/冷ビ/守る
努力値:0-0-236-20-0-252
実数値:175-x-140-223-180-142
B→陽気メガレックウザの珠ガリョウ確定耐え
S→252
C→余り
グラードン@紅色の玉 冷静
技構成:断崖/オバヒ/神秘/守る
努力値:108-28-44-76-252-0
実数値:189-204-186-198-142-85
HB→陽気メガレックウザの珠ガリョウ+神速耐え
HD→控えめゲンシグラードンの大地確定耐え
C→H4メガガルーラをオバヒで確1
A→余り
ゲノセクト@襷 臆病
技構成:抵抗/シンプルビーム/電磁波/リフレクター
努力値:228-0-28-0-0-252
実数値:175-x-119-140-115-166
H→8n-1
S→252
B→余り
ディアンシー@ディアンシナイト 無邪気
技構成:ムンフォ/ダイヤ/大地/守る
努力値:0-6-0-252-0-252
実数値:125-181-130-212-117-178
CS→252
A→余り
個別解説
このパーティーのエースと言っても過言ではない働きをしてくれました。
草アルセウスを考察している時に「晴れにしてソラビを使ったら強いのでは?」と思いつきこの型を考えました。
裁きとソラビで草技を2つ持っていますが晴れている時はソラビ、それ以外の時は裁きと打ち分けができたのが強かったです。
本当は炎や毒の打点になる大地を入れたかったのですが晴れの恩恵を受けることができる放射を採用しました。
実際このパーティーの見た目だけではゲノセクト以外に炎が刺さりにくいので、相手が炎タイプを出してくることはあまりなかったので放射でも十分だと思いました。(見せ合いでタイプがわからないアルセウスは本当に強いですね)
高耐久で一発耐えてから追い風をするだけの簡単なお仕事をするポケモンです。
追い風とシャイブの相性はあまりよくないのですが、やはり守る系統の技を貫通できるのが強かったです。
白金玉で強化しているとはいえ威嚇や火傷を受けると置き物になってしまうので、控えめにしてシャドボと竜波の方がよかったなと少し後悔しています。
鬼火はあまり出番がなかったのと守るや影打ちが欲しい場面が結構あったので鬼火は変えてもいいと思います。
今回のパーティーは全体的に火力が低めだったのと炎タイプと対面したアルセウスが安定して積めるようにするために入れました。
アルセウスのソラビと放射が腐るのですが、炎技を抑制しつつ潮吹きを嫌ってカイオーガに集中してきやすいのでアルセウスと並ぶ場面がよくありました。
体力を削られた後に潮吹きを打つ場面があったので根源などがあれば便利なのですが、それ以上に雷と冷ビに助けられたので技はこれが安定します。
草アルセウスの最強の引き立て役です。
今回はメインをアルセウスにしたかったのでグラードンは耐久ベースの努力値振りになりました。
素早さはカイオーガとの天候の取り合いに勝てるように最遅推奨です。
技に関しては断崖を大地に変えた方が使いやすいのですがラッキーなどの特殊耐久が高いポケモンが辛くなるので大地にしてあります。
神秘は何回か使う機会があったのですが別の技でもいいです、個人的には吠えるがあると便利だと思います。
今回のパーティーでMVPをあげたいポケモンです。
選出の機会はあまりなかったのですが出せばほぼ活躍してくれました。
抵抗で相手のCを下げたり電磁波でSを下げたりしてるだけで十分なのですが、ネタ要員で入れたシンプルビームがすごい活躍してくれました。
メガガルーラやメガクチートなどの特性で火力を上げているポケモンを弱体化させるのはもちろん、抵抗との相性が非常によくCを2段階ずつ下げられるのが強かったです。(アルセウスの特性が書き換えられたらもっと強かったですね)
リフレクターは使う機会があまりなかったのでアイヘかラスカの方がいいと思いました。(下降補正かかってますが特性でよくAが上がっていたので火力には困りません。)
マジックミラー持ちのダークライキラーです。
今回のパーティーは神秘持ちが遅いこともありダークライに好き放題させないために入れました。
メガディアンシーがあまり知られていないのかステロやネットなど色々跳ね返してくれました。
努力値は調整の余地があると思いますが技構成はこれ以外ないというぐらい全ての技を満遍なく使いました。
基本的な選出
このパーティーの基本的な選出はギラティナとディアンシーを先発、控えにグラードンとアルセウスを置く形で一番多い選出パターンでした。
先発+控え
相手のパーティーにダークライがいた場合は先発にディアンシーとグラードンかカイオーガ、控えにアルセウスと先発に出していないグラードンかカイオーガを出すことが多かったです。
先発+or+控え+or
アルセウスの技が刺さらない炎やドラゴンが多い場合は無理にアルセウスを選出せず残りの5匹で戦うことになりますが、その場合は他のポケモンの生存率を高めるためにゲノセクトを先発に投げることが多かったです。
先発+から3体
要注意ポケモン
このパーティーは単体で何かがすごく辛いというものは特にはなかったのですが、2匹並ぶと辛い並びというのがいくつかありました。
このパーティーは素のゼルネアスはそんなに苦労しませんががジオコンを積まれると一気に辛くなります。
ゼルネアスがいたらゲノセクトを出して電磁波をまけば倒せないこともないのですが、隣に電磁波を吸われるとゼルネアスが止まらなくなります。
そうならないためには1ターンでこの指持ちを倒す必要があります。
レックウザやダークライに対してディアンシーが強いのですが、隣にバレットパンチが打てる鋼タイプがいるとディアンシーが縛られるのでこの並びには当たりたくないです。
レックウザの方はアルセウスやグラードンと同時選出して鋼を焼けばまだなんとかなるのですが、ダークライの方はダークホールを避ける必要がありディアンシーが縛られた時点で勝率が2割になります。
思い切ってグラードンとアルセウスを先発に出せばよさそう見えますが、相手がダークライを先発に出して鋼を先発に出さないパターンだと負け濃厚になります。
他にもちょっと危ない並びはいくつかありましたが特にこの2つの並びは危険なので警戒してください。
余談
今回は草アルセウスを軸としたパーティーが組めたと思います。
最初は耕すやグラスフィールドをしてアルセウスを強化しようと考えましたが、どちらも禁伝と幻で覚えるポケモンがいなかったので不採用になりました。(シェイミがグラスフィールドぐらい覚えてもいいんじゃないかと)
仕方なく別の使い方を考えている時に目に止まったのがソーラービームでした。草の最高火力が出せるので後はそれをどう使うかを意識してパーティーが完成しました。
ただ思っていたより火力が低く瞑想を積んでもちょっと足りないということがよくありました。
それと個人的にはゲノセクトがパッとしないポケモンというイメージだったのですが、今回のパーティーで大活躍をしてくれたので評価を改めることができました。
正直なところ組んだ時点では50連勝できればいいや、というぐらい不安なパーティーでしたがうまく動いてくれたため100連勝達成できました。