エスパーアルセウス入り禁伝幻統一パーティー(ダブル)
今回はエスパーアルセウスを使ったパーティーを紹介します。
草や虫に比べるとまだ使いやすいタイプなのですが、禁止伝説幻ポケモンには9匹のエスパーポケモンが存在するためそれらと差別化する必要がありました。
さらに差別化してもパーティーバランスを考えると他のエスパータイプを採用しにくいため、パーティーを組み立てるのが非常に大変でした。
結果として今までで一番癖の強いパーティーになってしまいました。
そんなパーティーを使い100連勝を達成することができました。
戦績は192勝4敗と勝率はよかったのですが、半分を越えた辺りで負けたり連敗したりで心が折れかけました。
そんな感じで使い続けたパーティーの詳細です。
パーティー紹介
アルセウス@ふしぎのプレート 控えめ
技構成:裁き/冷ビ/瞑想/守る
努力値:92-0-44-236-4-132
実数値:207-x-146-187-141-157
H→8n-1
S→最速90族抜き
C→11n
B→余り
D→端数の4
イベルタル@命の珠 臆病
技構成:バクア/デスウイング/追い風/守る
努力値:28-0-116-108-4-252
実数値:205-x-130-165-119-166
HB→意地っ張りメガレックウザの珠ガリョウ確定耐え
S→252
D→端数の4
C→余り
グラードン@紅色の玉 意地っ張り
技構成:断崖/炎パン/吠える/守る
努力値:12-156-20-0-220-100
実数値:177-242-183-x-138-123
HD→臆病ゲンシグラードンの大地確定耐え
A→11n
S→準速70族抜き
B→余り
ゲノセクト@襷 意地っ張り
技構成:シザクロ/アイヘ/電磁波/守る
努力値:4-252-0-0-0-252
実数値:147-189-115-x-115-151
AS→252
H→余り
ジガルデ@ラムのみ 慎重
技構成:グラフォ/黒い霧/神秘/蛇睨み
努力値:12-68-204-0-220-4
実数値:185-129-167-x-157-116
HD→控えめゲンシカイオーガのダブルダメ全力潮吹き確定耐え
HB→意地っ張りゲンシグラードンのダブルダメ断崖2耐え
S→端数の4
A→余り
ディアンシー@ディアンシナイト 無邪気
技構成:ムンフォ/ダイヤ/大地/守る
努力値:0-4-0-252-0-252
実数値:125-181-130-212-117-178
CS→252
A→余り
個別解説
頑張って使おうとした結果こうなりました。
この技構成ならミュウツーでも似たようなことができるので耐久によって差別化しました。
裁きと瞑想と守るはほぼ確定で採用、残りの1枠はメガレックウザやメガボーマンダの処理が遅くなるため冷ビを採用しました。
この技構成では2つの技を半減以下に抑えられるポケモンにダメージが通りにくいので選出率はかなり低めでした。
瞑想か守るを切って火炎放射などの攻撃技を採用すればもう少し選出率を高められると思いました。
ゴーストアルセウスの時に使ったイベルタルを少し変更したものです。
追い風をするために最速まで努力値を振り代わりに特攻を少し下げたため、火力不足にならないように持ち物を命の珠に変更しました。
命の珠で体力を削るため場持ちが悪くなって追い風が切れるタイミングでやられることが何回かありました。
黒い眼鏡かこわもてプレートの方が使いやすいかもしれませんが、それだとデスウイングの火力が出ないのが難しいところです。
今回は完全物理の典型的なグラードンです。
断崖と炎パンはメインウェポンなので採用、守るもよく使うので確定採用です。
VGC2016でも残りの1枠は何を入れるか考察されていたのですが今回は吠えるを入れています。
ホウオウなどに打点となる岩雪崩orストーンエッジ、メガレックウザやオリジンギラティナなどに打点となるドラゴンクローなども欲しい場面はあったのですが、やはりゼルネアスを流すことができる吠えるが強かったです。
1回だけ滅びパに当たって影踏みから味方を逃がすために使うことがあったのですが、それがなかったら負けていたので吠えるでよかったと思います。
前回はサポート役として使いましたが今回はアタッカーとして使ってみました。
シザクロ以外はよく使用したのですがシザクロはあまり使わなかったので別の技でもいいと思います。
電磁波をまいてアイヘをすればまひるみができるのですが怯み率は低いので過信は禁物です。
禁止伝説の中で最も合計種族値が低く同タイプのガブリアスやフライゴンより弱いとまで言われていますが、今回のパーティーでは最も活躍してくれたポケモンです。
対ダークホール要員でラムを持って神秘を搭載していて、ダークライやゼルネアスの素早さを下げるために蛇睨みも入れています。
黒い霧はこちらが能力を上げていたり相手にバクアを当てて下げている場合は使いにくいのですが、積みポケやムラっけドーブルなどが多かったので非常に役に立ちました。
特に対ゼルネアス性能が高く1ターン目に蛇睨みで素早さを下げて2ターン目に黒い霧でジオコンを無効化にすることができたのが楽しかったです。
神秘などで蛇睨みを防がれてもオーラブレイクのおかげでマジシャであれば耐えるので、耐えた後に黒い霧をすれば後続が動きやすくなります。
グラフォは専用技で相手だけに当たる地面技ということで入れてありますが、できればドラクロが使いたかったです。(ジガルデは覚えないのでグラフォにしました)
攻撃範囲はゲンシグラードンの断崖と完全に一緒でなおかつ無効タイプもあるので別の攻撃技の方が使いやすいかもしれません。
悪やドラゴンタイプに対しての打点が乏しいのでタイプ一致フェアリーが使えるポケモンが欲しくて入れました。
ゼルネアスだとジガルデと並んだ際にオーラブレイクが発動してフェアリー技の威力が下がるのでディアンシーにしました。(ジガルデとディアンシーが並ぶことは割と多かったです)
大地の力は他に地面技を打てるポケモンが2匹いて要らないように見えますが、他の2つは物理なのに対しこの技は特殊なので物理耐久が高い鋼や岩タイプによく打ちました。(これ以外にディアンシーにほしい技がとくになかったです)
基本的な選出
このパーティーの基本的な選出はイベルタルとディアンシーを先発、控えに残り4体の中から2体という形が一番多かったです。
先発+控えから2体
相手のパーティーにダークライがいた場合にはディアンシーかジガルデどちらか1体もしくは両方を先発、もう1体の先発と控えは残りのポケモンから選出します。
相手のパーティー全体を見てどのパターンなら安定するかを考える必要があります。
先発+から3体
先発+から3体
先発+控えから2体
要注意ポケモン
このパーティーには単体で辛いポケモンや辛い並びなどは特にありませんでした。
ただし癖が強い分行動が噛み合わず相手有利でターンが進むと取り返せずにそのまま負けることが多いです。
このパーティーは最善の行動以外だと負けるパターン、安定行動以外だと負けるパターンが同時に訪れることが多く相手の動きを読み切ることが大事です。
初手からそのような択になることはまずないので対戦が進む中で相手の行動をよく観察しておけば大体は勝てると思います。(中には大事な場面で今までと全く違う動きを仕掛けてくる人もいるのでその場合は事故と割り切りましょう)
余談
今回のパーティーは自分でも使いづらくなおかつアルセウスがほとんど活躍しないパーティーとなってしまいました。
一方でジガルデの意外な強さを発見できたりと思わぬ収穫もありました。
最初はアルセウスで瞑想を何回か積んで未来予知で攻撃するという型を考えたのですが、敵を倒すスピードが遅くなるのと禁伝クラスの火力なら普通に殴った方が強いという結論に至りました。
それから色々考えた結果この型になったのですがもっといい型、もっといいパーティーがあるはずなのでエスパーアルセウスはまだ開拓の余地があると思いました。