虫アルセウス入り禁伝幻統一パーティー(ダブル)
今回は虫アルセウスを使ったパーティーを紹介します。
草アルセウス同様タイプ格付けでは下から数えた方が早い位置づけによくいるタイプです。
草アルセウスと違い天候の恩恵を受けても火力不足になってしまうので、同じような使い方ができないのが難点でした。
さらに他の使い方を考えても虫アルセウスじゃない方が強いという型ばかりで、いまいち虫アルセウスのよさを引き出すことができずに苦労しました。
そんなアルセウスを使いながらなんとか100連勝を達成できました。
今回の戦績は235勝8敗でしたが、負けた時にパーティーを微調整しながらやったので最終的なパーティーの戦績は138勝1敗です。
というわけで最終的に落ち着いたパーティーの詳細です。
パーティー紹介
アルセウス@たまむしプレート 臆病
技構成:裁き/大地/追い風/重力
努力値:84-0-68-76-28-252
実数値:206-x-149-150-144-189
HB→アローの珠ブレバ確定耐え
S→252
C→大地でH252ボルケニオン確2
D→余り
ミュウツー@ミュウツナイトX 陽気
技構成:思念/ドレパン/神秘/守る
努力値:6-252-0-0-0-252
実数値:182-242-120-x-120-200
AS→252
H→余り
ホウオウ@食べ残し 意地っ張り
技構成:聖なる炎/ブレバ/吹き飛ばし/守る
努力値:92-156-20-0-4-236
実数値:193-187-113-x-175-140
H→16n+1
A→11n
S→最速75族抜き
D→端数
B→余り
ディアルガ@オボンのみ 控えめ
技構成:流星/ラスカ/電磁波/守る
努力値:12-x-4-140-252-100
実数値:177-x-141-206-152-123
HD→ゲンシグラードンの大地耐え
C→ゲンシグラードンを流星で確2(下降込み)
S→余り
B→端数
ゼルネアス@拘り眼鏡 臆病
技構成:ムンフォ/マジシャ/気合玉/草結び
努力値:28-0-20-140-68-252
実数値:205-x-118-169-127-166
HD→臆病ゲンシオーガのダブルダメージ潮吹き確定耐え
S→252
C→マジシャでメガレックウザ確1
B→余り
技構成:潮吹き/雷/冷ビ/守る
努力値:0-0-236-20-0-252
実数値:175-x-140-223-180-142
HB→陽気珠レックのガリョウ確定耐え
S→252
C→余り
個別解説
このパーティー最大のお荷物
どう頑張ってもエースにはなれなかったのでサポート役を任せました。
追い風をしてからカイオーガが苦手な草や電気、ゼルネアスの苦手な鋼や毒などを削るために裁きと大地を採用しています。(あくまでサポートなので一撃で倒せるほどの火力はありません)
追い風を早めに打ちたいので性格は臆病が安定します。(控えめだとテラキオンに上から雪崩打たれてやられます)
重力は雨がない状態の雷や気合玉を当てるために入れていたのですが、そんな機会がそもそもなかったので鬼火や自己再生辺りがあると便利だと思いました。
ただガブリアス・ファイアローのような並びに重力を打ち、相手の地震に巻き込ませることが何回かできたのが楽しかったです。
最初このパーティーにはいなかったポケモンで当初はこの枠にゼクロムがいたのですが、ゼクロムを全く選出しないのとダークライより速い神秘持ちが欲しかったので途中から入れました。
普段は命中安定のサイコカッターと威力75で回復もできるドレインパンチを使っているのですが、今回は対伝説性能を高めるために思念とけたぐりを採用しました。
技に関してはこの4つでよかったのですが努力値はもう少しいい調整があるかなと思います。
メガシンカでタイプが変わるため相手によってはあえてメガシンカせずに行動をすることもあったので少し使い方が難しいポケモンでした。
- ホウオウ
このパーティーのフェアリーの一貫を切るために入れたポケモンです。
聖なる炎とブレバと守るは説明不要で採用するべき技で少し特殊なのが吹き飛ばしです。
この技を主に打った相手はゼルネアスで初手から図々しくジオコンを積んできたゼルネアスを吹き飛ばしで流すことができます。
大体のゼルネアスはパワフルハーブを持ってジオコンをしてくるため、ハーブを消費した後に吹き飛ばしを当てるだけでかなり弱体化させることができます。
他にもトリルを使ってきそうな相手に吹き飛ばしを当ててトリル展開を阻止することもできます。(優先度の関係上トリルより先に吹き飛ばしが当たります)
このポケモンは特性が2つあり再生力で使っていたのですが、そんなに再生力を発動させる機会がなかったのでプレッシャーでいいと思いました。
プレッシャーは特性の発動順で素早さがわかる点と、再生力をトレースされた際にそのポケモンが交代すると再生力で回復する事故が防げます。
このパーティーのお荷物その2
最初からこのパーティーにいて約240戦したのにも関わらず選出されたのは数回だけでした。(パーティーにいるだけで相手の選出を縛っていた可能性があるかもしれません)
選出してもかなり早い段階でやられることが多く活躍することはありませんでしたが、パーティーの電気と飛行の一貫性を消すためには必要でした。
対特殊ゲンシグラードンの性能を高めたのですが実際対面することはありませんでした。
このパーティーの1匹目のエースです。
一般的なゼルネアスはパワフルハーブを持たせてジオコンを積んでから攻撃するのですが、実は拘りゼルネアスもかなり強い部類に入ります。
眼鏡の場合は1ターン目から高い制圧力で相手を削ることができるのが強かったです。
技は4つありますが使ったのがマジシャのみで他の3つは一切使いませんでした。
ワイガに引っかからず火力の高いムンフォは使いたい時はありましたが他の2つは使おうとも思わなかったので別の技でもいいです。
アルセウスに重力が入っているので根源と吹雪にしていたこともあったのですが、アルセウスとカイオーガが同時に殴る場面がかなりあったため命中安定の技に変更しました。
命中不安定技を外したせいで負けた試合もあったのでこの技構成推奨です。
基本的な選出
このパーティーの基本的な選出はアルセウスとカイオーガを先発、控えにゼルネアス+もう1匹という形が一番多いパターンでした。
先発+控え+oror
相手のパーティーにダークライがいた場合にはミュウツーを先発、もう1体の先発と控えは相手のパーティーに合わせて色々組み合わせを変えます。
先発+から3体
要注意ポケモン
ファイアローは絶対に当たりたくないというわけではなく倒そうと思えば倒せるのですが、このパーティーを壊滅させる危険性が一番高いポケモンです。
ファイアローにガルーラなどが並んでくると両方の行動の結果によっては1ターンで負けが決定します。
そのような並びと対面した場合は最悪の結果にならないように立ち回る必要があります。
メガクチートはシングル中心の人であればホウオウに打点がないからホウオウで倒せると思うかもしれませんが、ダブルのクチートは一定数で岩雪崩を持ってます。
状況にもよりますがこのパーティー全員がクチートに一撃で倒される、あるいは大ダメージを受けて不意打ち圏内に入る場合があります。
クチートは最悪1:1交換でもお釣りがくるぐらいなので1匹で被害が防げれば上出来です。
スカーフドーブル+ゼルネアス(通称ゼルドー)はスカーフでダクホを打たれて眠ってしまいジオコンを積まれたら負けます。
ゼルドーのドーブルが全員スカーフを持っているわけではありませんが、何を持っているかがわからないので他の道具だったとしてもスカーフ警戒で動く必要があります。
余談
虫アルセウスは考えれば考えるほどパッとしないポケモンでした。
この使い方ですら他のアルセウスの方が強いのでは?と疑問に思うほどです。
もしかしたら攻撃技3つ+守るのような技構成が一番いい使い方の可能性もあります。
いずれにせよ虫アルセウスはかなり癖が強く難しいポケモンだと感じました。